Osumi

2024年2月3日

歯並びの悪いハムスター

ご来院された動物さん

ジャンガリアンハムスター
2歳1か月 メス

ご来院の理由

「食欲がない」

病院で見られた症状:

  • 痩せている
  • 運動性の低下(軽度)
  • 歯並びの悪い切歯
Osumi

この数日食欲が減ってきたということでご来院されましたが、飼い主様もなんとなく口の様子がおかしいことはお気づきだったようです。
口を開けてみると左上顎切歯は伸びすぎて反転し、口蓋に刺さっている状態でした。
このように、歯並びが悪くなり嚙み合わせが上手くいかなくなることを不正咬合と言います。

治療としては過長した切歯を短く切る処置が必要です。
性格によっては麻酔で眠らせる必要がありますが、今回は非常におとなしいハムスターさんだったので、無麻酔でカットしています。

切歯カット後

Osumi

カットした上顎切歯

Osumi

ハムスターの切歯は常生歯と言って一生伸び続ける性質を持ちます。
左上顎切歯は根元から曲がっているため、また2~3週間してきたら長くなってしまうと考えられます。それに伴い、左下顎切歯も嚙み合わせる歯が無く削れないため長くなってくる可能性があります。 このようなケースは定期的に切歯のカットを繰り返していくことになります。

ハムスターの不正咬合は、気付かないうちに進行して栄養状態が悪くなることもあるので、定期的に体重のチェックやお口を見てあげることが大切です。
もしもハムスターを飼われていて、お口が気になるということがあったら一度しっかりとチェックをしましょう。ご心配がありましたらご相談ください。